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松江市有形民俗文化財

松江市有形民俗文化財

 
平成 26 年 1 月 21 日に松江市有形民俗文化財に『宮宿』が指定されました。

所蔵者 北寺町町内会
制作年代 安政 6 年 (1859 年) : 屋台棟札
建物概要 高さ : 5.675m
間口 : 1 間半
奥行 : 2 間
建方 : 組立式

歳徳神宮宿は、2 階建ての建造物で、正面に鳥居を配し、階段を取り付け、2 階部分に歳徳宮を安置し、四方には欄干を巡らした構造物です。

有形民俗文化財指定理由

  • 出雲地方に特徴的にみられる歳徳神として、松江城下における歳徳行事の変遷を示す具体的な資料である。
  • 現在の鼕行列の鼕台の原型としての意義がある。
  • 歳徳神を祀る仮屋としての意義がある。
加えて、今日では唯一北寺町にしか「宮宿」が現存せず、完全な形で残されており、現在、市民により伝統行事として認識され、伝承されている「鼕行列」の歴史的変 遷を示す貴重な資料として保護を図ることが重要との判断によります。

鼕と宮のまつり

 
鼕台の原型ともいわれ、唯一現存する北寺町の歳徳神「組立式二階建宮宿」が、松江市有形民俗文化財に指定されたことを祝うとともに、これを機に広く市民の方々にも歳徳神や鼕行列の歴史を知っていただき松江が誇る伝統行事鼕行列が益々発展するよう、「鼕と宮のまつり」を開催いたしました。
13 日は朝 7 時から保存会メンバーにより鼕倉から宮宿の部材を運び出し、8 時から業者による宮宿の組み立てが始まりました。
17 時に組み立てが終わり、広場には屋台が出店し、21 時まで鼕打ち体験や、参加団体による鼕の競演を行いました。
徹夜で宮宿の番をしたのち翌 14 日は 10 時より式典を行い、奉祝鼕打ちを披露いたしました。

日時 : 平成 26 年 9 月 13 日 (土) ・ 14 日 (日)
場所 : 鼕伝承館付近一帯
松江市鼕行列保存会
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