各町・団体の鼕紹介

内中原町

 
内中原町
周囲を堀川で囲む内中原町は、堀尾吉晴公のときに整備され、武士町として、また藩主の庭園・御花畑として、藩主の御殿 (今の県庁) 近くに設けられ、現在は一区から五区までの五つの町内会で構成されています。
松江市内では各町内会で鼕行列へ参加することが通常ですが、内中原町については、五つの町内が一緒になって、内中原町鼕保存会を組成し、町の保存会として参加しています。

内中原町の歳徳神
堀川沿いの亀田橋付近の町の鼕宮庫の中で鎮座されている歳徳神・中宮の起源は不詳ですが、神明造りの重厚なもので、内中原町一区棟梁 (故) 伊藤氏が制作したものと伝えられ、その一部は初代荒川亀斎の作といわれています。昭和三十四年に宮練りを行い、その後は宮庫に鎮座され、鼕行列に参加するときに宮庫を開いていましたが、平成二十二年から毎年正月に、歳徳神参拝を行い、町内の繁栄と家内の安全を祈願しています。

内中原町の鼕
初代は内中原町一区 (故) 岡田一氏が重厚で素朴な外観として、音の響きに重きを置き、大きさは四尺五寸の太鼓と鼕台を見事に作り上げられたと伝えられています。現在の二代目の鼕は、昭和六十三年に新調したもので、鼕台の屋根は入母屋造りの鼕台となっており、平台も含め、4 つの鼕で行列をなしています。

内中原町の奏楽
当初はシャギリのみでしたが、現在は、シャギリ (こばちや早打ち含む) とミタミタを交互に打ち、男性と女性と交代しながら、打っています。参加人数が多いことから、さらに男性は二人一組で交代しながら、参加者全員が祭りに参加できるよう工夫を行っています。
シャギリは、受け継がれている正調を基本とし、ゆっくり打ちながら、〆の打ちは、半呼吸置いて強く打つ、他の町内には見られない独自の打ち方をしています。そのほか、竜笛や篠笛を扱う笛方や手拍子 (チャンガラ) を配置し、打ち方と息を合わせて、鼕行列を行っています。運営を行う鼕委員を中心に、自己研鑚を重ね、技術向上を図るとともに、全体練習の中で、打ち方、笛方、手拍子の指導を参加者 (子供含む) に行い、技術等の伝承を行っています。

鼕行列等祭事への参加等について
鼕行列は、近年、毎年十月第三日曜日に開催されますが、当町では二年に一回参加することとしており、参加しない年は子供を中心に鼕行列宵宮に参加しています。また、もともと鼕行列が行われていた、文化の日には、城西地区の祭事へ参加しています。主に町内の構成員からなりますが、町外の参加希望者や町内にご縁のある方など、町内に拘ることなく、多くの方に関わっていただき、ともに松江の街を盛り上げていければと考えています。
松江市鼕行列保存会
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