西茶町
西茶町の初代の鼕台は大正時代に作られ、今は松江歴史館に寄贈されています。
昭和 34 年皇太子殿下御成婚を記念し、当時松江市内で一番と称された石橋町の大鼕に負けじと、町内外 16 名の発起人により 6 尺の大鼕が作られました。そして、初代の鼕と共に 3 連の鼕を引いていました。6 尺の大鼕は和牛の雄牛の皮で作られもので、滅多にありません。それだけに叩くとドンと腹に響きます。
昭和 47 年に宍道湖大橋の開通を祝い、鼕台も新しく 6 尺の鼕 2 連の鼕台としました。当時としては最新の輝かしい銅板葺きの屋根付き鼕台でした。(現在に至る)
その時に、それまで個々の家、店舗ごとで作っていた法被を当時、まだ珍しかった町内統一の法被としました。
また、鼕は男の物という概念を松江で一番最初になくし、女性の参加を推奨しています。
平成 27 年 40 年振りに法被を新調し、気分も新たに鼕行列に参加しました。叩き方は伝統を守り、誰でも参加しやすいようにシャギリのみです。町内の戸数の減少、高齢化のため、町外の方々の応援を頂きながら守り続けていくつもりです。